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ミニチュアギター製作講座 ~アーチドトップ編~

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<注:今回の記事はいつもと比べ何故かテンションが高いようです。
何故なのか本人すら分かりませんが、どうか生暖かく見守ってあげてください。>


こんばんはー、こんにちはー、おはようございますっ
前回のミニチュアギター記事に対する大反響に答えて(大嘘)、
今回はボディバックの削りだしを例に、製作過程をやや駆け足ながら紹介するよっ
ギターキッズも、妄想楽器ファンも、模型ファンも、キャモン!


ファイル 73-1.jpg
印刷した1/6サイズの絵をスティックのりで木に貼ります。
基本的にアーチド・トップを作る場合には、左右反転した絵を裏面に貼ります。
表に貼ったらすぐ削られて分からなくなりますから。
今回は裏面ということで元の絵そのままです。

貼った絵の輪郭に沿ってデザインナイフを入れ(チップ防止のため)、
あとは糸のこやら薄刃ノコやらデザインナイフやら彫刻刀やらで
すみやかに外周の形を切り出しましょう。
表はいくらチップしようが、どーせ彫刻刀で彫っちゃうので気にしないっ
ストラト等フラットトップの場合は当然気にしないとダメですが。


ファイル 73-2.jpg
次に削る面を表にし、ブリッジの位置からネック接合位置までを
4.5度のネック角度に合わせてスロープのように彫ります。
ここがブリッジより上の部分のアーチの基準になります。
実はこれに合わせる必要があるのはボディトップだけで、
ボディバックは別にここをネック角度に合わせる必要性は無いのですが、
今回はギブソンES-335をイメージしたアーチということで、
実機は表も裏もメイプル合板をプレスしてアーチを作っているから、
表がそうなら裏もこの角度なはずだと思い、今回はこうやって作っています。
こうやって作ることでアーチの形状がなだらかになって
ギブソンらしくなるというのもあります。
角度が浅いとE●Pのホ●イ●ンみたいな、きついアーチがツノについちゃいます。


ファイル 73-3.jpg
彫刻刀でひたすら削り、たまに小さく切った80番のペーパーをかけて
アーチの具合を見ます。ペーパーをかけることで不自然なカーブをしている部分が
よく分かるようになりますので、そこを彫刻刀で削ってはまたヤスります。
またこのとき、斜めに彫って薄くなっているネックとの接合部分の薄さまで
ボディの外周が薄くなるようにします。


ファイル 73-4.jpg
大体思ったカーブが出たと思ったら、微妙なカーブは切ったペーパーで出します。
この工程は、美しいアーチを描くように微妙な調整を兼ねています。
力の入れ具合を調整すれば、外周にリカーブ(反り返り)を作ったり、
ボディエンド側のゆるやかなカーブを調整したりも出来ます。
どうしても思った形にならない部分はまた彫刻刀で細かく彫って修正し、
またヤスリをかけていきます。番手を120番→240番と上げて行き、
最後は中目のスポンジヤスリで現段階では仕上げてみました。


ファイル 73-5.jpg
こうしてボディバックのアーチは終了。ね?簡単でしょう笑?
こうやって見ると結構チップとかありますね
…サンバーストの色が濃くなる部分はパテ等で修正するかも…。

昨日作ったボディトップにはFホールも開けてみました。
左右非対称な位置にあるホールが、絵でみるより違和感あるかも。
ま、今回は気にせずこのまま行くけどね!


どーでしょう。今回はアーチドトップだったからだいぶ手間がかかりましたが、
フラットなエレキギターのミニチュアは非常に簡単に作れます。
妄想ギターが形になるって結構嬉しいものがあります。
実物をン10万でどっかに作ってもらったり、自分で作るのは当分先になるので
ミニチュアでも作って妄想を膨らましてはいかがでしょうか笑。

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