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ガンダム大全とかいう番組が

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ここ数日やってたらしいんですが、
ソーカントクや安彦先生が出るわけでもなし、氷川竜介の解説はちょっと気になるけれど
それだけのためにオールは出来ないぜ…と思って華麗にスルーし続けていましたが、
「再会、母よ…」と美樹本晴彦先生へのインタビューには若干興味があったので
ちょっと見てきました。


再会、母よ…
いやぁ…この回は本当にシナリオがよく出来ているんです。
アムロとカーチャンのやりとりも、目線と見ている世界が全然違う親子の
微妙なやりとりが見ていて凄く切なかったりするわけですが、
リンゴを売ってたコミリーの母さんと連邦軍人2人とアムロのやりとりとりとか
アムロの独断専行にイライラしてたブライトが
母親の前では「今日の彼の活躍も見事なものでした」と大人の対応をする所とか、
ホワイトベースに帰るアムロを見て崩れ落ちる母親、それを振り返るフラウとか、
脚本家:星山博之のシナリオと演出家:富野喜幸の演出力が細部まで発揮されて
台詞の無いところにも色んなドラマがあって、テレビ版では一番好きな回です。

もうモビルスーツ目当てな人は
「オモチャ屋さんを黙らせるために一応ガンダム出しておきましたよ」感丸出しの
この回をどう思うんでしょう。シャアとか登場はおろか話にも出ないし。

オモチャ屋さんの要望やメカオタクやミーハー人気もちゃんと満たしつつ、
逆にそれらに頼らず丁寧なドラマ作りだけで見せる回があったり、
そんな話の端々で、設定という足枷を「劇中のモノの価値と重さ」として大事に使って、
ド派手な絵がなくても説得力を持たせることに成功したり、
これほど見事に複雑なバランスを成り立たせ、行間に豊かな世界を持ち、
様々なタイプのファンを抱え込めた作品はなかなかないだろうなーと思います。

心酔してるからこそ書ける恥ずかし記事ですねキャー
まぁ…1/1ガンダムに一人ジェットストリームアタックかける男ですからね…。
これ以上のベタ褒め加減でワッショイしまくる記事で埋め尽くされた
ちょっとドン引く音楽雑誌とかたまにあるけどな!

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んで美樹本先生インタビュー。
美樹本先生といえばマクロスのキャラデザ等を見れば分かる通り、
安彦先生の画風を一度完コピしてから自分の形に消化していった
安彦直撃世代なわけですが、安彦先生の目に止まったきっっかけも
あの「Gundam Century」のデッドコピー絵だったんですね…知らなかった。

あれは確かに体の線や構図の無茶苦茶さはともかく、
顔の描き方や全体の雰囲気は安彦先生本人も目を丸くしたんじゃないかなぁ…。


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なーんてグダグダ書いて、だーれが興味あるのか知りませんが、
一応未だに酷いガンオタですよという事をアピールしておきます。