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模型誌立ち読み + オリジン愛蔵版4巻

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25日発売の模型誌が、やっと宮崎の一般の本屋にも並びました。
早売りは電ホしか読めなんだ…。
今回の最大の関心はなんといってもガンダムver.2.0。

しょーじきなところ、僕のような安彦先生・オリジン信者以外には、
特に「模型のガンダム」が好きだった人にとっては、微妙なのかも知れません。
アニメのガンダムと今までの造形の折り合いをつけた造形と捉えてくださった
モデラーさんも多いようで嬉しいですが。
僕みたいにオリジンが好きでオリジン版ガンダムが欲しくて
ガンプラ復帰したという人は…なかなかいないでしょうねー

モデグラの「越えられないPGという壁」という表現には僕は違和感を覚えますが。

僕にとってPGガンダムこそは現在の安彦でも大河原でもカトキでもない、
原点から一人歩きしたあのデザインが「これがガンダムだ」と一般に認知され、
今日それが立体で、絵で、ゲームで蔓延する原因になった商品であり、
オリジン版ガンダムに心惹かれてファーストに入門した僕にとっては
否定すべき…というと偉そうですが、あの造形・バランスからの脱却が
オリジンガンダムの形を考察する上での命題だったものですから。
気分害された方はすいません!

そんな目で2.0を見ると、バンダイがこっち振り返ってくれただけでも万々歳、
新しいガンダムを提示するにあたり、安彦ガンダムを考慮してくれたことが
僕にとっては何より嬉しいです。そりゃ安彦ガンダムかと言えば違いますが、
バンダイも安彦ガンダムを作ったわけではないですし、それは僕のような信者が
ベースに最適なこのガンダムを納得いくまでいじればいいわけですから。

まぁでもこうやって模型誌をぺらぺらとめくると、MSVや大河原版の作例が多く
安彦ガンダムというのはやはり、どちらかというと模型の世界よりも
絵の世界で評価されているものなのだなぁと思いました。
だからプラモじゃなくてフィギュアなのかなぁ。
でもきっとそのうちオリジン版を2.0で作ってくれる人もいると信じています。
僕が2.0買ったら、まず作るものはそれだと思いますし笑。


そしてオリジン愛蔵版4巻。白黒ページは相変わらずコントラストが強すぎて
コミック版の自然な質感のほうが好みですが、カラーページは感涙ものの美麗さ。
マチルダ隊に黙祷を捧げた後の、ジャブローの空の色の美しさに感動。
嘘みたいだろ。コロニー落ちた後の地球なんだぜ、これで。
キャラクターの描写も流石のひとこと。この頃は月刊化してしまった後で
ストーリーは序盤のような密度の濃い練り直しこそ減ったものの、
劇場版を土台に、その画力でキャラクターの表情に深みを出しています。

勿論ガンダムの描写も躍動感に満ち、表情に溢れています。
えらく整ったすまし顔してるPGはそりゃかっこいいかも知れないけれど、
こっちの怒ったり怖がったり不気味にそびえ立ったりガンダムもいいぜ!
個人的にはジャブロー以前のガンダムが好きなので、
愛蔵版1~4巻は最高の資料です。模型作るときには傍らに置いています。
瞬間接着剤だけはこぼさないように気を付けながら!


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といいつつ、非常に進みの遅い僕のHGUC改造・オリジン版ガンダム。
ヒサシに0.3mmプラ板を貼って削って調整したり、頬ガードも狭めたりして
漫画のバランスを探っています。

アオリ
ファイル 104-1.jpg

正面
ファイル 104-2.jpg

んー。ツノがないというのもありますが、やっぱり似ないですね…。
てか、正面顔が2.0に似ているというウワサも…そ、そんなー
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7/29 追記

結局、左右のダクトをもっと前に出しました。アオリが破綻してたので…。

アオリ
ファイル 104-3.jpg

正面
ファイル 104-4.jpg

俯瞰
ファイル 104-5.jpg

少しマシに…というか、アオリがそれっぽくなったと思うのですが、
どうでしょう?